インスタントラーメンの魅力は、なんといっても「すぐ食べられる」こと。
今回の展示は、「三十坪の秘密基地」名誉館長町田忍が、40年以上の歳月をかけ食べ尽くした
即席麺パッケージ5000枚の中から、限定品パッケージを中心に約1000枚展示しました。
何だこんなの自分も食べた。そんな呟きも聞こえそうですが、そのパッケージはどうしたの?
こんなの、スーパーに行けば気軽に買えるものを家においておく必要無い。欲しけりゃ買いに行けば良いのだ。スーパーは我が家の倉庫なのだ・・・。その考え方は赤信号ですよ。捨てずに溜まってしまった物はゴミ。このように分類整理を施すと、立派なコレクションになるのです。
これがくだらないと思う方もそうで無い方も、今回のたわいない展示品で、
町田忍の「捨てる心得・残す心得」を感じ取ってもらいたいです。
町田忍(マチダシノブ)
1950年東京生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。少年時代よりパッケージ、ラベル類の収集を開始する。学生時代はヒッピーとして、ヨーロッパをまわる。卒業後は警視庁警察官として勤務の経験をもつ。収集だけに留まらず、見落とされがちな庶民文化をあらゆる角度から徹底的に調査研究し、多方面にて発表中。銭湯の研究においても第一人者なのです。
|